東京・新宿区の賃貸住宅を退去するとき、机や布団、自転車などの大きな不用品は、先に区の有料収集を予約してから専用の処理券を購入します。 普通の家庭ごみと一緒に置くだけでは回収されません。新宿区では、家庭から出る家具などで一辺がおおむね30cmを超えるものを「粗大ごみ(そだいごみ)」と呼びます。粗大ごみとは大きくて普通のごみ袋では出せない家庭の不用品のこと。退去日より後にしか収集予約が取れないなら、家具を放置せず鍵の返却前に別の合法的な処分方法を決めましょう。
この手順は新宿区のルールで、渋谷区や中野区など別の区の処理券・予約方法を使うことはできません。新宿区の公式説明(2026年7月1日更新)に基づきます。
回収できるものと、別の手続きが必要なもの
| 不用品 | 必要な方法 | 注意点 |
|---|---|---|
| 机、椅子、布団、自転車、スーツケース、多くの大型家具 | 品目・料金を確認 → 粗大ごみ収集を予約 → 新宿区の処理券を購入 | 一辺がおおむね30cm超でも大きさ・重さの制限があります |
| テレビ、エアコン、冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機、衣類乾燥機 | 家電リサイクルの別ルート | 通常の粗大ごみ収集では回収できません |
| パソコン | パソコン回収・リサイクル制度を確認 | 粗大ごみの対象外 |
| 店舗・事業所から出た大型ごみ | 許可を受けた処理業者へ | 家庭用の区の粗大ごみ収集には出せません |
| まだ使える家具 | 実際の日程が合うリユース・譲渡も検討 | 退去日までに確実に引き渡せることが大切 |
よくある勘違い:大きな机を分解しても、新宿区の案内では粗大ごみの対象のままです。また30cm前後の品物でも品目により区分が異なるため、予約画面か受付センターで確認します。
予約から収集日までの5ステップ
- 品物とサイズを記録します。 名前、縦・横・高さ、個数を書き出し、区の公式出し方で品目を確認します。
- 料金のシールを買う前に予約します。 新宿区の公式予約窓口はインターネット申込に対応。電話は03-5304-8080(月~土曜日、8:00~19:00)です。ウェブ受付が24時間でも当日収集できるとは限りません。
- 収集日・料金・排出場所を控えます。 集合住宅では、一般に建物1階の出口付近など指定された場所です。管理人に置き場所を確認し、避難経路や通路をふさぎません。
- 受付で決まった金額に合わせて、**新宿区専用の「有料粗大ごみ処理券」**をコンビニなど指定取扱所で購入します。他区の券では使えません。
- 各品物の券に氏名(集合住宅なら部屋番号も)または受付番号、収集予定日を書き、見える場所に貼ります。決められた収集日の朝に所定の場所へ出します。前日から置く場合は必ず管理人に相談します。
ネットでの変更・取消しは、区の説明では収集日の3日前23:59まで。期限を過ぎたらネット処理が成功したと決めつけず、受付センターに確認してください。
処理券は何円買えばよい?
新宿区の料金一覧に掲載されている券は、A券が200円、B券が300円です。区の一覧には品目に応じて400円、900円、1,300円、2,300円、3,200円などの料金例があります。これらはすべての机や椅子の共通料金ではありません。品目・サイズごとの料金は予約前後に必ず確認してください。
計算例:予約した2点の金額が仮に400円と900円なら合計1,300円。買う券はA券2枚(400円)とB券3枚(900円)です。この金額は処理券の組合せを示すための仮の予約例であり、特定の椅子・布団の実料金を示すものではありません。品目の料金を確定する前に券だけ買わないこと。
引っ越し日に間に合う人と、間に合わない人
ケース1:余裕がある退去。 契約終了は11月20日、区の予約で11月14日の収集枠が取れた場合。管理人と場所を確認し、必要な新宿区専用券を貼って14日の朝に出します。処理後は室内の写真を撮り、敷金・原状回復についての賃貸ガイドに沿って引渡し準備をします。
ケース2:明日鍵を返すのに、予約可能な最短日は来週。 シールを買っても回収日は早まりません。 玄関前や共用ごみ置き場に家具を放置しないでください。管理会社が退去後の保管・収集を書面で認めるか、追加費用や立入りをどうするか先に確認します。認められない場合、退去前に実際に回収可能な適法な譲渡・回収方法を別途手配する必要があります。未確認の民間業者を推薦したり即日回収を約束したりはしません。
失敗例:他区の情報を見て処理券を買い、夜中に大きな机を出す。予約番号も場所も一致せず回収されず、大家に残置物として扱われる可能性があります。必ず新宿区の予約・新宿区の券・指定日・指定場所を一組として管理してください。
冷蔵庫やテレビは粗大ごみとして出せません
家電4品目の別の処分方法では、エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機にはリサイクル料金と運搬料金が必要とされます。買い替え時は新しく買う店、処分のみなら購入店に相談するルートがあります。難しい場合は区の公式案内で別の受付方法を確認してください。パソコンも専用のリサイクル方法が必要です。
高齢の単身者(65歳以上)や障害のある人など、運び出しが難しい一定の対象者には区の特別な運び出し支援が案内されています。すべての集合住宅で作業員が部屋まで来て運んでくれるわけではありません。
今日すべきこと:不用品のサイズと品目、退去・鍵返却日、建物の指定場所を書き出す。まず新宿区の公式窓口で予約可能日を確認し、その後に必要な券を買います。予約日が退去後なら、鍵を返す前に管理会社との書面合意または別の合法的な回収方法を確定させましょう。
